第77章 成績が悪いのはゴミ?

ビンタだけでは足りないとでも言うように、有本純貴はそのまま地面に額を打ちつけ、何度も「ゴンッ」と音のする土下座までした。

田中未菜は、その異様な姿に本気で怯える。

慌てて橘結衣の手を掴むと、逃げるようにタクシーへ滑り込んだ。

「……あいつ、頭おかしいんじゃないの?」

四大家族だの、何だの。

挙げ句の果てに「四大家族の人に許してもらえ」って――。

そんな連中、どこで知り合えっていうのよ。未菜はただの一般人だ。

「狂ってるんじゃない。破産しただけ」

橘結衣は淡々とスマホを取り出し、ニュースアプリを開いて未菜に差し出した。

未菜は画面を見て、言葉を失う。

「……つまり、悪いこと...

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